実際に優待株を買うとなると、何株買えばよいのか、資金がどのくらい必要なのかピンとこないかと思います。
特に初心者は、どこにそういった情報があるのかわからないかもしれません。
どこを見て、何株買えばよいか、資金はどのくらい必要か という株を買うときの基本的な知識をまとめました。
目次
株主優待をもらうには、必要な株式数を保有していることが条件になります。
株は100株単位の売買が基本で、優待株を買う場合も同様です。
そのため、株を買う時は100株、200株、300株・・・というように100株単位で購入します。
また、企業の多くは100株の保有で優待を実施しており、保有株式数が増えれば優待が豪華になったり、優待の内容が変わったりします。
必要な株式数は、ゆうかぶ や Yahoo!ファイナンスの個別銘柄ページに記載されています。
例えば、主婦に人気のイオン(8267)の株主優待。
(画像:ゆうかぶの個別銘柄ページ)
100株以上の保有で、お買い物金額の3%がキャッシュバックされる優待カードがもらえます。
そして、保有株式数が増えるとキャッシュバック率も上がります。
大抵の企業は100株から優待を実施していますが、それは全ての企業ではありません。
中には 400株、500株、1,000株以上保有していないと頂けない銘柄 もあります。
例えば、積水ハウス(1928)は100株単位で株を買えますが、株主優待は1,000株保有しないともらえません。
優待獲得に必要な株式数は企業によって異なりますので、よく確認してから購入しましょう。
(画像:Yahoo!ファイナンスの個別銘柄ページ)このように優待がもらえる株式数は、単元株数の100株と同じになるとは限りません。
「100株(1単元) = 優待のもらえる株式数」ではない ことも覚えておきましょう。
「単元」とは?
単元とは、株を取引きする際の売買単位のことです。
上場会社は100株を1単元としています(一部例外除く)。
そうわかっていても購入後に、「失敗した!」となるケースが意外とあります。
せっかく株を買ったのに「株式数が足りなくて優待をもらえなかった」なんてことになったら、こんなに悲しいことはありません。
逆に、100株持っていても500株持っていても、もらえる優待が同じという場合もあります。効率よく優待をもらうために、最低何株買えばよいかチェックしましょう。
また 株主優待を年2回実施する企業は、権利確定月ごとに 優待をもらえる条件や内容が違う場合があるので確認しましょう。
特に優待投資の初心者は、購入前に何株で優待がもらえるかの確認が大切です。
優待株を100株買うにはいくら必要か、またその計算方法はご存知でしょうか?
株は高いイメージがあるかもしれませんが、1万円前後から買える銘柄もあります。
また、投資資金が20万円の場合、優待実施企業の約5割から選べます。
株主優待を実施している企業は1,512社です(2022.11.11時点)。
例えば・・・
下記の計算方法で金額を出せますが、ゆうかぶ や Yahoo!ファイナンスにも最低投資金額の記載があります。
100株購入するときの計算方法です。
200株、300株と複数単元買うときは、掛ける株式数を変えて計算します。
購入金額 = 1株あたりの株価 × 100株
計算の例
例)1単元が100株で、優待も 100株 からもらえる銘柄
[株価300円の場合]
■ 300円 × 100株 = 30,000円 で 優待がもらえる
例)1単元が100株だけど、優待がもらえるのは 500株 からの銘柄
[株価300円の場合]
■ 300円 × 500株 = 150,000円 で 優待がもらえる
■ 300円 × 100株 = 30,000円 では 株主の権利はあるが、優待はもらえない
最低投資金額がひと目でわかるので便利
最低投資金額が掲載されているので、自分で計算しなくてもひと目でわかって便利です。
各証券会社でも同じように記載されています。
ゆうかぶの銘柄一覧ページ
Yahoo!ファイナンスの個別銘柄ページ
[まとめ]
株主優待をもらうための株式数も重要ですが、いつまでに株を買うかということも大切です。
次項では、優待投資と切り離せない権利確定日についてみていきます。
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